1月12日 (水)  振り込め詐欺

最近の流行ですが、“オレオレ詐欺”から“振り込め詐欺”(警察庁考案)に名称が変わりました。無理矢理。この名称についての意見(投稿)が数日前の新聞に載っていました。

複合語を作る場合、“詐欺”の前に名詞または名詞化した動詞の連用形が使われ(例:結婚詐欺、取り込み詐欺)、“オレオレ”はかろうじて名詞と見ることもできるが、“振り込め”は動詞の命令形だから言語学的に無理があり、違和感がある。「なりすまし詐欺」(広島県警考案)に対する、警察庁のプライドで無理な造語を押しつけて日本語を破壊するなという内容でした。
ごもっとも、大学の先生らしい意見です。「振り込み詐欺」じゃ意味が違っちゃうし。

でも、言葉って変化するものです
『全然OK』なんてのは最近ボクも使います。全然”は本来、副詞として下に打ち消しや否定的な語を伴って使います。だから『全然OKじゃない』でないとおかしい。と昔は息巻いてました。
また、去年の流行語大賞とかになっていた、『チョー気持ちいい!』も本来の使い方からするとおかしいなと思うけど、若者言葉として定着してます。『チョベリバ』『チョベリグ』なんて懐かしささえありますから。チョー(超)は接頭語として名詞の前に付くんじゃないかと。(例:超満員・超特急)
意味としては程度一杯を超えることですから、“気持ちいい”を超えたら、どうなるのか?気持ち悪くなるのでしょうか???