このシューズは、new balanceM771というモデル(定価9,975円)です。5,900円で購入した記憶があります。使用開始してから3ヶ月半が経過しました。走行距離は約500km。早くも下の写真の通りアウトソールが磨り減ってきました。
ジョギングシューズはアウトソールの摩耗が一番早いのですが、それにしても早すぎです。原因はボクのランニングフォームが悪いせいでしょうか? 体重にも問題があるのかもしれません。このまま使い続けると、摩耗がミッドソールに及ぶことは必至です。
ソールが片減りしたシューズは脚(膝や踵)にも良くないですし、かといってアウトソール以外はどこも傷んでいないので、買い換える(捨てる)のは余りに勿体ない話です。
となると修理ですが、最近はジョギングシューズを修理してくれる店もあるようです。ただし問題は修理費用です。ネットで調べたところ3,000円程度するようです。6,000円で買ったシューズを3,000円かけて修理するというのは、ボクの感覚からしてチト高い、ということで自分で修理する道を模索しました。
今までもジョギングシューズを修理したことはありますが、その時はシューグー(SHOE GOO)を使いました。今回はどうしようかとあちこちページを巡って情報収集した結果、補修ゴムを貼ることにしました。
【作業1】最初に、シューズを洗濯しました。汚れたままでは気合いも入りませんから。
【作業2】実質的には、ここからが修理作業です。まずは、磨り減ったアウトソールを剥がしました。これはカッターナイフを使ったのですが、ハッキリ言って下手くそですねぇ。
▼切り取ったアウトソールです
切り取った部分に新たなゴムを貼るのですが、今回そのゴムはYGKタフデンという製品にしました。ネットで注文して届いた商品(1,942円+送料525円=2,467円)は31mm×39mm×5mmの板状でした。結構硬いゴムです。
【作業3】その板ゴムから、切り取って剥がしたアウトソールに相当する形を切り出しました。
切り取ったアウトソールから型紙を取り、その型紙に沿ってゴムを切ったのですが、硬いゴムなので今回(ボク)は切り花用のハサミを使いました。(これも下手くそですね)
【作業4】切り取ったアウトソール部分をミッドソールに貼りました。接着には液状の瞬間接着剤(いわゆるアロンアルファ的接着剤、100円ショップで購入)を使用しました。
型紙が悪いからか、切り取り方のせいか、ハッキリ言って不細工(特に抉れ部分の加工が難しい)ですが、全てがトーシローの手作業ですから仕方ありません。でも実際に使う時は見えない場所ですから良しとしましょう。
以上で作業完了。この写真を見る限りは何とか様になっています。さっそく使ってみましたが特に違和感もなく問題ありません。これで、引き続き3-4ヶ月は使えるでしょう。

今回購入した補修ゴムは、あと10回分位あります。また磨り減ってきたら補修することにします。
(修理日:2010年4月19日)
●後日談
修理したシューズを使用して2ヶ月と少しを経過し、再びアウトソールの摩耗が激しくなってきました。YGKタフデンという補修用ゴムは一見硬そうですが、このシューズにオリジナルで使用されていたゴムよりも摩耗に弱いようです。オリジナルのソールは3ヶ月以上耐えてくれたのに…
このまま使い続けると摩耗がミッドソールに到達してしまうのでたので再修理を試みました。
手順は前回同様です。片減りしたアウトソールは再び蘇りました。ただ、アウトソールを剥がす際にどうしてもミッドソールが一緒に剥がれてしまいます。アウトソールの剥がし方にもテクニックがあると思いますが、私の技量では2回がせいぜいのように思います。とうことは、このシューズもあと2ヶ月の寿命と言うことになりますが、都合8ヶ月間使えたとすると、充分とも言えます。
修理した以外のアウトソールやアッパーなど他の部分も傷んできてますからね。
(修理日:6月26日)
●再々修理
2回目の修理後2ヶ月が経過。貼り直したアウトソールの摩耗もそろそろ限界。このシューズももう終わりかと思ったのですが、またまた修理してしまいました。
これで寿命がもう2ヶ月−10月下旬まで延びました。ということは使用開始から11ヶ月間。一足のシューズを11ヶ月間使えばもう充分でしょう。
修理に使用しているアウトソール用ゴム(YGKタフデン)はまだ10回以上修理が出来るだけの量が残っています。(修理日:8月24日)
●4回目の修理
前回の修理が最後と思っていたのですが、もう少し使えそうだったので性懲りもなく(?)また修理しました。今迄は修理(張り替え)用ゴムをJ字型に切り抜いていたのですが、今回は切り抜きを横着してしまいした。でも機能的には何の問題もないはずですし、見えない部分ですからね。
修理間隔を調べてみたのですが、ざっくり2ヶ月毎、修理後次の修理までに30〜35回程度使用していることが判りました。(修理日:10月16日)
●5回目の修理
とうとう5回目の修理をしてしまいました。これで年内は持つはずですから、1足のシューズで1年間過ごしたことになります。もう充分でしょう。このシューズの修理はこれで最後にします。
しかし、ランナー皆がこんなことし出したら、シューズメーカーさんは儲からなくなっちゃいますねぇ。(修理日:12月9日)

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